モラハラとは?職場で起こるモラハラの事例とチェックリスト!
セクハラ、パワハラに続くハラスメントとして認識されつつあるモラハラ。
モラハラとはモラルハラスメントの事をいいます。
モラハラの定義についてはこちらをご一読ください。
モラハラは、人間関係があるところに発生します。
夫婦、親子などでも起こりえますが、やはり逃れにくいのが「職場のモラハラ」です。
仕事は生活のためや自己実現のために行っており、理由がどうあれ簡単には辞めにくいものです。
公共の場ということもあり、あまり感情的に対応するのも難しく、被害者側のストレスがたまる一方です。
パワハラと違ってなかなか認識されにくいモラハラの事例について確認してみましょう。
モラハラは、加害者にも被害者にもなりえますので関係ないと思っている人は両方の立場から確認してみてください。
モラハラの具体的な事例
無視をする
大人のいじめの代表と言えそうなのが「無視」です。
中でもまるでいないかのように扱う無視があります。
資料を特定の人の分だけ用意しない、全員に送るメールから特定の人だけはずす、職場の飲み会に呼ばない、などです。
程度の差はありますが、どこ職場でも起こりえる内容ですね。
仕事を与えない
パワハラとの区別が難しいかもしれませんが、仕事は同僚や先輩後輩で分担されることも多々あります。
上司ではなく、同じ立場の人が特定の人に、その人に仕事を回さないというのが該当します。
回さないだけではなく、能力以上の仕事を回す、能力以下の仕事をさせるなども該当します。
能力以下とは仕事ができる人に1日コピー取りだけさせるなどをいいます。
ただし能力以上以下と話はかなり匙加減が難しそうですね。
被害者となっている方がどう感じるかがポイントですね。
プライベートをいじる
これも少し前ならコミュニケーションの1つとされていた内容ではないでしょうか?
特定の人の嗜好や趣味、家族の話をおもしろおかしく話すということですね。
これも本人がどう感じるかなんでしょう。
他にも
・席など物理的に孤立させる
・言葉による暴力
・顔や体の特徴を笑う
・明らかに不機嫌な態度をとる
・被害者が意見を言うと遮る
・被害者が意見をいうとため息をつく
・プライベートについての否定
などがあります。
まさに大人のいじめですね。
自分には関係ないと思ってませんか?
あなたも加害者にも被害者にもなりえます。
以下のチェックリストを参考にしてみてくださいね。
あなたは大丈夫?加害者チェックリスト!
- 仕事ができない人を見るとイライラする
- 人を見下す癖がある
- 自分と反対意見を受け入れない傾向がある
- 社交的な性格である
- 周りに文句を言いやすい
- 謝るのが苦痛だ
などなど。
他にもたくさんありますが、要するに「自己愛」が強くて仕事ができる人に該当する人が多くいるかと思います。
ちなみにどなたでもどれかには該当する箇所があるのではないでしょうか?
やはり「いじめ」というのは人間が内面に持っている悪い要素なのでしょうね.
それってモラハラ受けてない?被害者チェックリスト!
さて被害者の方もチェックをしてみましょう。
モラハラは「自分が悪いのでは・・・」と思ってしまいがちな要素が多く、それがモラハラであることに気づけない場合があります。
該当箇所が多いようでしたら、労働局や弁護士などに相談をしてみましょう。
- 自分だけ意見を言いにくい雰囲気がある
- 明らかに自分が発言をすると周りが良い反応をしない
- 自分が参加していないイベントの話がある
- 同僚と自分の仕事内容に差がありすぎる
- 仕事面ではなく、身体的特徴やプライベートをネタにされやすい
最後に
いかがでしたか?
モラハラはわかりにくいと言われていますが、「大人のいじめ」と考えるとすごくわかりやすいと思います。
昔から今まで、どこの職場でもあったこと、あることなのではないでしょうか?
個人的に疑問に思うのが、「これって無くすことなんてできるの?」って話です。
子供のいじめも同じです。
子供には快適に過ごしてほしいので、「いじめが無くなってほしい」とは強く思いますが、人間が子孫を反映させるように、お腹がすいたら食べ物を求めるように、人間が生まれ持った性質なんじゃないかと思わざるえません。
なので、無くすより対処する仕組みや個人としては対処する力をつけていきたいものですね。