富裕層の意味・定義は?職業は何をしていて割合はどうなっている?
いわゆるお金持ちのことを指す単語である富裕層(ふゆうそう)。
でも富裕層ってどのぐらいのお金持ちのことを言うのでしょうか?
年収が高い人?それとも資産が多い人?
どうやって富裕層になったの?仕事は何をしているの?
Softbankの孫正義さんやユニクロの柳井さんのような方なら何をやっているかもわかりやすいですが、どんな職業の人が多いのでしょうか?
富裕層ということについて調べて見たので参考にしてみてください。
富裕層の意味・定義は?
富裕層の意味や定義は明確には決められていません。
各種レポートや研究等で都度定義をつけていることが多く、よく使われている富裕層の定義に100万ドル以上の資産という定義があります。
日本円で約1億円の資産です。
ただこれもここから負債を差し引いた純資産としているかという違いもあるので、何かレポートや記事をみて富裕層の割合などがかかれている場合には定義をしっかり見る必要があります。
純資産について少し補足しますね。
仮に1億円の豪邸に住んでいる方がいるとします。
住宅の評価は劣化などによって変わりますが、とりあえず1億円の価値があるとしておきます。
そうすると100万ドル以上=1億円以上の資産があるという定義であれば、この方は富裕層ということになります。
でもこの家を建てるために8,000万の借金をしていたらどうでしょうか?
純資産は1億円から8,000万円を差し引いた「2,000万」ということになります。
これだと富裕層には該当しないということになります。
色々な研究機関やコンサルティングファーム等がこのようなレポートなどを出すことがありますが定義はまずしっかり押さえておきたいですね。
ここでは純資産1億円を富裕層として話を進めていきたいと思います。
富裕層の職業って何が多いの?
富裕層の多い職業は何でしょうか?
お察しのとおり「経営者」が多くなります。
古い本なので数値がずれるかもしれませんが、「となりの億万長者」という本にデータが満載で書かれています。
古い本で、かつアメリカのデータということもありますが、貧富の差が拡大している=資本主義が拡大していると考えるとこの本の割合以上になっていると考えてもいいのではないでしょうか?
この本では、純資産1億円以上(資産から負債を差し引いたもの)の保有する方を富裕層と定義づけています。
そしてこの富裕層の中の約3分の2は経営者となっています。
経営者の中には自営業者も含まれているため、何も日本でいう孫正義さんのようなすごい成功者ことばかりを指している訳ではありません。
アメリカでは自営業者が全世帯の20%となっています。
しかし富裕層は3分の2ですから、約66%ということになります。
つまり富裕層を目指すのでのあれば、経営者の道を選択するとその可能性が高まるということですね。
富裕層の割合は?
日本で金融資産を1億円以上保有する人は、約170万人。
日本の人口が平成30年9月1日現在で1億2,642万人(総務省統計局より)となっていますので、子供も老人も全部含めた中で割合にして1.3%ととなります。
これって意外に多くないでしょうか?
日本国民からランダムに100人人選すると1人は1億円以上の資産を持っているということになります。
実際には子供の数も入っているので、もっと割合的には高くなるでしょう。
15歳~65歳までの労働力生産人口での割合で考えていいかもしれませんが、65歳以上に資産家がいる割合が高そうなので単純に人口比で数値を出してみました。
100人に1人なら戦略によって富裕層に入れる可能性はあるかもしれないですね。