モラハラ女?モラハラは男だけじゃない!モラハラの定義や相談先は?
最近よく耳にすることが多くなった「モラハラ」
パワハラやセクハラなどと同じように、モラルハラスメントの略のことを言います。
そして、このハラスメントという言葉。
すぐに男性を連想してしまいがちですが、モラハラ女という単語もよく耳にするようになってきました。
今回はモラハラについてご紹介します。
そもそもモラハラの定義は?
まずはモラハラの定義について確認をしていきましょう。
モラルハラスメントのモラルは「道徳」、ハラスメントは「いやがらせ」のことを言い、モラハラは「身体的な暴力ではなく、道徳や倫理に反した精神的な嫌がらせ」のことを指します。
しかり、セクハラほどまだ言葉の定義の定着化が進んでおらず、モラハラの定義を調べていくと微妙に言い回しが異なります。
モラハラの具体的な内容を上げてみましょう。
・無視をする
・陰口を言う
・見下した態度をする
・見下した発言をする
・にらみつける
・暴言をはく
などなど
一言でいうと「大人のいじめ」のことです。
子供社会ではよく問題視されている「いじめ」ですが、いよいよ大人の世界のいじめもクローズアップされてきたという感じがしますね。
モラハラの内容を確認してみると「パワハラと何が違うの?」と思う方も多いと思います。
パワハラと何が違うのでしょうか?
パワハラの定義は「職責上の優越的な地位を利用して、業務の範囲を超える精神的・身体的苦痛を与えること」を言います。
まずモラハラとの大きな違いは「職責」つまり「仕事場」かどうかですね。
モラハラは夫婦感の問題として出てくる言葉なので職場に限ったものではありません。むしろパワハラが存在する職場は依然よりは是正されていますが、家庭などはよりプライベートな空間だから表にでてきにくい状況でしょう。
モラハラ夫なんて言葉もよく耳にしますが、後ほど「モラハラ女」の方については触れていきたいと思います。
さて、次にモラハラとパワハラの違いの2つ目です。
それは「優越的な地位」というところ。
パワハラは上司が部下にというわかりやすいパワーバランスがありますが、モラハラは異なることもあります。
部下がよってたかって上司をいじめることもありますし、本来対等であるはずの夫婦感でも起こりえることなのです。同僚、親子、友人など人間関係があるところには発生する可能性があるのがモラハラなんです。
よりパワハラより範囲が広いというイメージになります。
モラハラ女?男性だけじゃない女性も気を付けて!
ハラスメントというとより攻撃的な男性に該当することを連想する方が多いようです。特にパワハラなんて言葉は、怖い中年男性をイメージする人も多いでしょう。
モラハラの定義でも説明をしましたが、モラハラは職場に限らず家庭でも起こります。また上司部下という関係性以外でも起こるため、どの年齢の方でも加害者・被害者になる可能性があるため注意をしたいところですね。
今回は最近耳にするモラハラ女の具体的な行動を上げてみたいと思います。
・夫を見下す
・精神的な言葉の暴力
・相手の存在を尊重しない
・無視をする
・悪いことは夫の性にする
・夫に対する束縛が激しい
などなど
自分や自分の周りで1回ぐらい聞いたことある内容じゃないですか?
一昔前に流行った「鬼嫁」との線引きが難しいと思いませんか?
私はモラハラ女ということを調べていたら、「あれ?これっていわゆる鬼嫁じゃない?」と思ってしまったほどです。
個人的な考えになりますが、家庭内でのいわゆる女性の男性に対するモラハラについての定義が存在しなかったので、当時は「鬼嫁」というちょっとおもしろおかしく話がまとめられたのではないでしょうか?
それが時を経て、「いやいや、内容から考えたら、これってパワハラみたいなものじゃない?」となってモラハラという言葉に昇格(降格??)したのではないでしょうか?
結局は大人のいじめってことでまとまってしまいますね。
では、モラハラに合ったらどうしたらいいのでしょうか?
モラハラの相談先は?
モラハラをされているとなれば、対処をしないといけません。だけど、なかなか一人で解決は難しいですし、モラハラもパワハラ同様に立証が難しいのが事実。
職場のケースと家庭のケースで相談先をしっかり使い分けましょう。
職場の場合
社内にパワハラやモラハラの相談先がある場合はまずそちらに相談をしてみましょう。
ただし形だけ部署等を設けているという会社もあるため、その場合は弁護士や労働局に相談をしてみましょう。
家庭の場合
家庭のモラハラはまず人に相談・・・ということを考える方もいるかもしれませんが、モラハラをする人間は外面が良いケースが多く、人に相談しても「いやいや、あの人いい人ですよね?」と言われてしまうケースもあります。
そうすると「自分が悪いのかな?」と思ってしまい、精神的にまいってしまう可能性があるため弁護士に相談をしてみましょう。
職場にしても家庭にしても大事なのが証拠集めです。
暴言を言われる場合は録音を。
嫌なメールをもらう場合には画像の保存を。
その他残せるものは残しましょう。
自分の手書きの記録などは効果がないと思う方もいるかもしれませんが、長期間にわたって日記のようにモラハラの記録をつけておくとある一定の説得力があるそうです。この点についても弁護士先生に相談するのがいいでしょう。
弁護士先生に相談しにくい人へ
弁護士と聞くと敷居が高いイメージがあり、気軽に相談するのが難しいという人もいるでしょう。
確かに30分で5,000円など高額な料金を請求されることも多いですが、弁護士先生方もお仕事ですからしっかり対応をしていただけます。
また最近は弁護士資格を取っても、昔ほど稼げないという話も多く、弁護士先生の業務もサービス向上化(要するにやさしく接してくれます)が進んでいますのぜひ臆せずに相談してみましょう。
最後に
いかがでしたか?
モラハラって怖いですね。
大人のいじめほど怖いものはないですよね。
よく子供のいじめを無くすためには!みたいな話を聞くことがありますが、絶対に無くすことができないことなんじゃないかと思います。
いじめは人間の性(さが)であって、対処をすることはできても無くすことは不可能だと思わざるえません。大人でも子供でもずーーーーーっと発生しているからです。
いつ自分が加害者・被害者になるかわからないですから、どちらにしても対処する知恵を身に着けておきたいものですね。