ノーベル賞とはどんな賞か?子供でもわかるキッズ向け講座!
ノーベル医学生理学賞を京大特別教授の本庶佑(ほんじょたくす)さんが受賞されました。
ありきたりな言葉ですが、日本人として誇らしいですね。
ところで世の中にたくさんある賞の中で比較的耳にすることが多いノーベル賞。
会話の中でも「それはノーベル賞ものだよ!」なんて言い方をしたりしますよね!相手が行おうとしていることがあまりに大きかったり、すごいことの時に使われたりする言い方です。
このノーベル賞という言葉が出ると、子供から聞かれてしまうんですね。
「ノーベル賞って何?」
今回は子供に説明するためのキッズ向け講座として、すごく簡単に説明をしたいと思います。
言い回しをカンタンにしていますので、もっと正確に!という方は他のサイトをご確認くださいね!
ノーベル賞のノーベルは人の名前!
大人なら知っている話かもしれませんが、ノーベル賞のノーベルって何でしょうか?
ノーベルとは人の名前です。
ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルさんの名前なんです。
ノーベルさんは、スウェーデンの学者・発明家の方です。
この方の名前からノーベル賞が生まれています。ノーベルさんが作ったノーベル賞ということですね。
ノーベル賞は物理や化学などの特定の分野で「この世を変えてしまうような発明」をした人に贈られる賞なんです。
「すごい物を作ったり、発見したりしたから賞を上げます!」ということですね。
もちろん賞だけではなく賞金もあります。
その時の状況によって変わる可能性はありますが、1億円という大金が賞金としてもらえるんです。
やっぱり世の中を変えるような発明をするとすごく良いことがあるんですね!
ここまでで覚えておいてほしいのは、ノーベル賞のノーベルはスウェーデンの学者さんで、ノーベル賞を受賞するということは、すごい発明や発見をしたということです。
だから世界がこれだけ騒ぎ立てるんですね。
でも、なぜノーベルさんの名前がついているのでしょうか?
なぜノーベルさんの名前を取ってノーベル賞なのか?
ノーベル賞を作ったノーベルさん。
こんな立派な賞を作ったなんてすごい人ですね。
ただこの賞ができたのは、ノーベルさんが亡くなってからなんです。
ノーベルさんは、遺言という形で死んだ後にしてほしいことをまとめた手紙を残していました。
この中で「自分が残したお金でノーベル賞を作ってほしい」とお願いしていたんです。
ノーベルさんは最初にも説明したとおり学者で発明家。
ノーベルさんが発明した有名なものと言えば「ダイナマイト」です。
爆弾のことですね。
ノーベルさんはこの爆弾を発明して大変なお金持ちになりました。
しかし、作ったのは使い方を間違えると危ない爆弾です。
周りの人からは「あんな危ないものを作ってお金持ちになるなんて良くない」と悪口を言われてしまうことになってしまいました。
そして、ノーベルさんの兄弟が亡くなった時に、ノーベルさんがノーベル賞を作ろうと思う出来事が起きます。
亡くなったのはノーベルさんの兄弟だったのですが、新聞社が間違えてノーベルさんが亡くなったと思ってしまい、ノーベルさんが亡くなったという新聞を出してしまったのです。
そのタイトルは「死の商売人が亡くなった」と書かれていました。
ノーベルさんはまだ生きている時に、自分が死んだら世の中からなんて言われるかを先に知ってしまったんですね。
ノーベルさんは、学者で発明家です。
おそらく人のためになるすごい発明をしようと取り組んでいたと思います。
そこで出来上がったのがダイナマイト。
ダイナマイトは使い方によっては有益な部分もありますが、逆に危険性が高い部分があるのも事実です。
でもせっかくすごい物を作ったのに、自分は「死の商売人」なんて呼ばれ方をするのか・・・とがっかりしたはずです。
そこでノーベルさんは世のためになるものを残そうとノーベル賞を作ることにしました。
このノーベルさんの汚名返上の行動は完全に成功しましたね!
今や世界の研究者や学者が目指す権威のある賞になったのですから。
ノーベル賞を運営しているノーベル財団
ノーベル賞の賞金を用意したり、表彰式を開いたりと誰がお金を出しているのでしょうか?
ノーベル賞を運営しているのはノーベルの莫大な財産を元に作られノーベル財団です。
ノーベルは遺言で、自分の財産を安定財産で運用をしてその収益でノーベル賞の運営資金を用意するようにお願いしたんです。
安定財産での運用ですから、あまり収益がよくなくて賞金が一時期1億ではなく8,000万だったこともあるようです。
しかし、何年もノーベル賞の運営をして賞金を払ってですから莫大な財産ですよね。
日本はノーベル賞の受賞者が多いのか?
ニュースを見ていると、誇らしいことに日本人のノーベル賞の受賞が多いように感じます。
実際に日本人は何人受賞していて、世界と比べてどのぐらいのなのでしょうか?
今回の本庶特別教授は含まない2017年までで日本人は25名、世界第7位です。
日本より上位には、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、ロシア、スウェーデンの国々がいます。
アメリカは265名と断トツ!
ただアジアでは日本だけ!
やっぱり誇らしいですね!
まとめ
いかがでしたか?
子供にも説明できるように、簡単な内容でノーベル賞をまとめてみました。
ノーベル賞の詳細を調べていくと、実はノーベル経済学賞は存在しないなどいろいろと面白い話があります。
ただ子供に聞かれた時に、「ノーベル賞はね・・・」と話してあげたいですよね!
ぜひ教えてあげて、ノーベル賞を目指すような子供にしちゃいましょうね!